社長日記|能登を訪ねて

富山での講義を終えて、奥能登へ

先週は、富山大学で「医薬品サプライチェーンと安定供給」をテーマに講義を行いました。
休日にもかかわらず、20代・30代の社会人や学生の方々が真剣に学んでおられ、その姿勢にこちらも多くの刺激を受けました。
次の世代がこの分野に関心を持ち、学びを行動に変えようとしていることに、心強さを感じました。

輪島 白米千枚田

その足で、以前から訪れたいと思っていた奥能登へ向かいました。
白米千枚田では、稲刈りを終えた棚田と日本海の荒波が広がっていました。
風が強く、波の音が響く中でも、地域の方々がこの風景を守り続けていることに力強さを感じます。
一部の棚田には緑が残り、次の季節への準備が進んでいました。

道中では、山間部での工事が続き、片側通行の区間もありました。
農地にも重機が入り、復旧作業が行われていました。
暮らしを支える田畑が大きな被害を受けたこと、そしてその再生に向けて多くの人が関わっていることを実感しました。

震災からまもなく2年。
能登では今も復旧・復興が続いています。
仮設住宅で生活されている方もおられます。
私たちは物理的な距離があるほど、日常の中で意識が薄れていくことがありますが、
実際に現地に足を運ぶことで、「まだ続いている現実」に改めて気づかされました。

大きなことはできなくても、できる支援はあります。
訪れること、知ること、伝えること、選ぶこと。
小さな行動でも、積み重ねていきたいと感じました。

ススミルとしても、社会や地域のレジリエンス(復元力)を高める取り組みに関心を持ち、
医薬品サプライチェーンに携わる立場から、備えと支援のあり方を引き続き考えていきます。


白米千枚田近くのカフェでいただいたトマトとスパイスのチキンカレー。
その地域で消費することも、ささやかな応援のひとつと考えています。