10月、全国の神様が出雲に集まる神無月。
出雲では逆に「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。
全国から集まった神々が、出雲の地で次の一年をどう導いていくかを話し合う──。
そんな“対話の月”が、今も語り継がれています。
集まることの意味
医薬品業界を見渡すと、似たような光景が浮かびます。
それぞれの企業が、それぞれの立場で課題に取り組んでいる。
しかし、原薬、添加剤、物流、人材など、抱える課題は本質的にどこも共通しています。
けれど、同じ課題を抱えながらも、それを共有し合う「場」はまだ少ない。
もし、業界の垣根を越えて語り合える場があったら──
そこから新しい協働や、次の時代を見据えた知恵が生まれるかもしれません。
ススミルがつくりたい“神在月”
ススミルでは、そんな「垣根を越えた対話の場」を2026年に開催したいと考えています。
仮の名前は 「調達サミット」。
製薬企業の購買・調達部門、商社、原薬・添加剤メーカー、そしてDXツールの提供企業など、
それぞれの立場が一堂に会して、課題を語り合う場にしたい。
テーマは「安定供給の未来をどう築くか」。
この業界の“神在月”のように、
互いの知見を持ち寄り、次の時代の方針を話し合う機会にしたいと考えています。
ゆるやかな募集をはじめます
この企画は、まだ構想段階です。
ですが、参加希望者や協賛企業を緩やかに募集しています。
- もし、「そういう場が必要だ」と感じてくださる方
- 協賛・共催という形で関わりたい方
- あるいは、どんな内容なら意義ある場になるか話してみたい方
ぜひ、お気軽にご連絡ください。
神在月が教えてくれること
出雲の神在月は、神々が集まり、知恵と想いを重ねる月。
その光景は、私たちがつくる未来の業界像と重なって見えます。
ひとりでは変えられないことも、
語り合えば、きっと形になる。
そんな「集う力」こそが、これからの医薬品産業の底力になるのだと思います。
👉 次回(最終回)は「仕組みとしての神無月」。
神様が不在でも世界が動くように──
“見えないところで支える仕組み”について、お話しします。